ツアーバス

全国通訳案内士の仕事は、ツアーの種類、参加人員、訪問箇所などによって様々です。半日のコース、一日のコース、富士箱根や日光東照宮などの日帰りツアーから京都、高山、金沢を訪ねて東京に帰る1種間程度のツアーから長いものでは3週間から1か月くらい移動していくスルー(業界用語で、比較的長期間同じ団体のガイドを引き受ける仕事)のツアーまでいろいろです。

しかし、基本は市内の観光ツアーです。東京で言えば、都内観光です。この都内観光で基本的なガイディングの知識や技術が身に付いたら、このホームページをご覧になる郊外のツアーも対応できるようになります。このブログをご覧になっている方は、全国通訳案内士試験に合格されて、自分には仕事ができるのだろうかといった不安や、ガイドの仕事をするにあたって先輩たちがどんな仕事をされているのか知りたいところだと思います。そこで、私の例を取って具体的に仕事の内容を紹介していきたいと思います。

ツアーガイドの一日の流れ

ツアーバス

1. 出発前の確認

私の場合は、ツアーが始まる1時間前には職場に出勤。その日のツアーの確認、参加者リスト、持参するもの、例えば都内の地図や集合時間を示すボード、誘導旗などを準備。利用するバスが到着したら、出発前に必ずドライバーさんとコースの打ち合わせ。そのあとマイクの調整、これは出発する前に必ず行います。参加人員が多い場合は、最後部のお客さまにも十分聞こえるようにマイクのボリュームの調整をします。後部座席に座っておられるお客さまにはエンジンの音でガイドの声がよく聞こえないとクレームがあることがあります。

2.出発

出発時間になったら、お客さまが三々五々と出発ゲートに集まってこられます。笑顔でお迎えして、ひとりひとりお客様の座席へご案内をします。時々、自分の座席に不満を言って来られる方があります。こういう方は自分の座席が通路側になっている場合が多いのですが、空席がない場合はお断りをしています。

お客さまがご自分の席に着かれたら、出発します。まず私の紹介、ドライバーさんの紹介を終えたら、ツアーの内容について説明します。出発して間もなく、私の場合は、ひとりひとりのお客さまに訪日目的や国籍を聞いて回ります。これは参加者の皆さんがすべて英語圏の方とは限らないので、英語力をチェックするうえで行っています。英語があまり上手でないお客さまにはゆっくりと丁寧に話をしています。ツアー中、私が特に心掛けていることは説明が一方的にならないようにすること、質問があるときはいつでも受け付けていることです。お客さまとのコミュニケーションを重視しています。また、お一人で参加されておられるお客さまには特にさみしい思いをされないように人一倍心配りをしています。

ツアーが終了しましたら、バスを降りてその日のお客さまに参加されたお礼のあいさつをドライバーさんと一緒にします。全員下車されたら、車内に忘れ物がないかの点検、また車内の清掃もドライバーさんと一緒に行います。それが終わったら、半日または一日のツアーは終了です。

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